PMBOKにおけるコミュニケーション計画とは、プロジェクトにまつわる情報を共有し、一連のワークフローを円滑に行なうためのプロセスを計画するものと位置付けている。Web制作のプロジェクトでも、多くの時間がコミュニケーションに割かれる。ここでは制作者と発注者とのコミュニケーション計画について伝える。

PMBOKの『コミュニケーションマネジメン卜』はプロジェク卜にまつわる情報が作られ、それが行き渡り処理されていく一連の流れを、適切かつ確実に行なうために必要なプロセスからなるのである。
プロジェク卜の実行中、コミュ二ケーションの占める時間はかなり大きいのである。
なぜならプロジェクトは人が進めるものであり、メンバーの作業(計画書作成や制作作業など)と行為(質疑応答や進捗報告など) によって成し遂げられるからだ。メンバ一同士の意思疎通がうまくいかない状態や、想定の食い遣いを放置していればプロジェク卜の失敗は明白だろう。

コミュニケーションという言葉で表すとなんだか曖昧な表現に感じるかもしれないが、プロジェク卜管理においては「情報配布」「ステークホルダーへの期待のマネジメン卜」「実績報告」の3つの機能に分けることができる。
“